九州電力川内原発1号機が営業運転に移行した.川内2号機も炉心への燃料装荷が11日から始まり13日朝に完了した.10月中旬の再稼働を目指している.
川内原発の1号機,2号機とも,軽水減速・加圧水型PWRであり,出力89万kWで,低濃縮(U-235が4~5%)二酸化ウラン(72トン/年)を使用する.
http://www.kyuden.co.jp/sendai_outline_index.html
ウラン燃料は,ペレットの型(直径8mm×10mm)で,ペレットを350個積み上げて棒状にした燃料棒(4m)を,17×17(あるいは15×15)本まとめて燃料集合体(20cm角程度)を作る.ただし,PWRの場合には制御棒クラスタや炉内計測用の案内管もあるので,集合体に燃料棒の入らない位置がある.川内原発1号機,2号機ともにこのような燃料集合体が157体装荷された.
(注)沸騰水型BWRの原発の燃料は,燃料棒を9X9にまとめた燃料集合体として原子炉に装荷される.制御棒が入る所は燃料集合体の間.
http://www.nfi.co.jp/product/prod02.html
原子炉が稼働すると,ウラン235がさまざまな放射性の核種に姿を変える.未使用のウラン核燃料と,使用済み核燃料とでは,放射能量が1億倍も違って来る.
例えば,2年間運転後の使用済核燃料には,1トン当たりアメリシウムが5g(放射能強度0.65×10^12Bq)含まれるが,原子炉から取り出した後も,時間の経過とともにアメリシウム量が増加する.10年後に40g(放射能強度5.2×10^12Bq),100年後には93g(放射能強度12×10^12Bq)という具合だ(10^12は兆の単位).
使用済核燃料中には,プルトニウムやアメリシウムを始め数百種におよぶ放射性核種が生まれて処置のできない問題を惹き起す.だから原発を再稼働させてはいけない.
http://www.cnic.jp/knowledge/2611
川内原発の1号機,2号機とも,軽水減速・加圧水型PWRであり,出力89万kWで,低濃縮(U-235が4~5%)二酸化ウラン(72トン/年)を使用する.
http://www.kyuden.co.jp/sendai_outline_index.html
ウラン燃料は,ペレットの型(直径8mm×10mm)で,ペレットを350個積み上げて棒状にした燃料棒(4m)を,17×17(あるいは15×15)本まとめて燃料集合体(20cm角程度)を作る.ただし,PWRの場合には制御棒クラスタや炉内計測用の案内管もあるので,集合体に燃料棒の入らない位置がある.川内原発1号機,2号機ともにこのような燃料集合体が157体装荷された.
(注)沸騰水型BWRの原発の燃料は,燃料棒を9X9にまとめた燃料集合体として原子炉に装荷される.制御棒が入る所は燃料集合体の間.
http://www.nfi.co.jp/product/prod02.html
原子炉が稼働すると,ウラン235がさまざまな放射性の核種に姿を変える.未使用のウラン核燃料と,使用済み核燃料とでは,放射能量が1億倍も違って来る.
例えば,2年間運転後の使用済核燃料には,1トン当たりアメリシウムが5g(放射能強度0.65×10^12Bq)含まれるが,原子炉から取り出した後も,時間の経過とともにアメリシウム量が増加する.10年後に40g(放射能強度5.2×10^12Bq),100年後には93g(放射能強度12×10^12Bq)という具合だ(10^12は兆の単位).
使用済核燃料中には,プルトニウムやアメリシウムを始め数百種におよぶ放射性核種が生まれて処置のできない問題を惹き起す.だから原発を再稼働させてはいけない.
http://www.cnic.jp/knowledge/2611